前回の記事でも参加したスタンプラリー。
前回の記事はこちら
≫神戸銭湯スタンプラリー2024 新長田マクドで編みまくりからの萬歳湯にて心身温まる
今回は新長田の銭湯にもう一ヶ所行った時の模様を。
引っ込み思案の割には、
ちょっと地元のかたと交流もしてみた。
ぜひその模様もご覧いただけるとうれしい。
今日も今日とて、
最寄駅の湊川公園駅からのスタート。
神戸に来て3年くらい。
地下鉄に本格的に乗り始めたのって、
まだ去年くらいなんだけど
（それ以前はJRと山陽電車がメイン)
ようやく駅名を聞いて、
西神中央方面か谷上方面、どちらに乗ったらいいか
分かって来た感じ。
昨日と同じ、数駅向こうの新長田には
すぐに到着〜♪
さてさて、今日の目的地は
前回の萬歳湯より駅から遠い。
道の奥に見える高速道路を超えて、
さらに行かないといけない。
営業時間も13時〜と早いので、
早々に向かうことにする。
大きな通りを南へ南へ歩いていく。
総合庁舎。オシャレ。
なんか時々、市場とかもやってて、
図書館もあったりなんかする。
またしばらく歩くと、
六間（ろっけん）道商店街に突き当たった。
あんまりお店はやってない。
この日やっていたのは、
八百屋さんとレトロなレコード屋さん。
通りは十字路のようになっているけれど、
シャッター通りだった。
この通りを向けたところに、
目的地・扇港湯（せんこうゆ）があった。
うーん、いい佇まいだなぁ。
スタンプをもらう。
扇港湯（せんこうゆ）
https://hyogo1010.com/sento_list/kobe-senkoyu
ところで、事前に銭湯の紹介を
読んでいたのだけれど
一つだけ、気になっていることがあった。
スタンプラリーのエントリーサイトにある、
銭湯の紹介文にあった次の文言。
真ん中には、神戸の銭湯ならではの「汲み出し洗い専用桶」が鎮座
・・・・汲み出し洗い専用桶？？
なんだそれは・・・・
しかも、「神戸ならでは」とか書いてあるじゃないか。
ちょっとウキウキする。
どういうもので、何に使うのかなそれは。
少しドキドキしつつ、
いつものように粗相のないよう、
そそくさと脱いで浴場に向かう。
ん？汲み出し洗い…というのはこれのことね。
神戸銭湯物語サイト『扇港湯』ページより引用
？？？
何に使うのかなこれは…
せっかくだし、常連さんに聞いてみようかな。
（いやしかし、ひとまず身体を洗おう。
落ち着くんだ）
何せ、筋金入りの引っ込み思案＆引きこもりの私。
なかなかに人に話しかけるって、
ハードル高いのだ。
こういうときもさ、お風呂から出たあとに
ネットで検索とかして調べちゃうんだよなぁ。
でも、せっかくここまで来たんだし、
勇気を出して、同じ湯船に浸かっていた
お姉さんに聞いてみることにした。
「す、すいません」
「はい？」
「あれは、何をするもんなんでしょうか…？」
おそるおそる、浴場の真ん中に
鎮座しているそれを指差して尋ねた。
「ああ、あれはな、身体を洗うときに、
あそこからお湯を汲んで使っていいんや。
でもな、そこに浸かるのはあかんねん」
「ほ、ほほう…では、
蛇口からお湯を汲んでもいいし、
その汲み出し桶から使ってもいいと…？？」
「そうそう！どっちでもええねん。
でも人間は入ったらあかんねん」
お姉さんは、「人が入ってはいけない」と2回言った。
なるほど、大事なことなんだな。
ありがとうございます、と言って
浴槽から上がろうとすると、
お姉さんが、電気風呂を勧めてくれた。
「ここに腰とか当てたら、よう効くで。
よかったら試してみて」
私は、実は銭湯には何回も行ってるけど
電気風呂には入ったことがなかった。
理由は「なんか怖いから」…（笑）
でも、せっかく勧めてもらったので、
世紀の大挑戦をしてみることにした。
（大袈裟だなぁ）
こわごわ、電気の当たる場所に手を入れてみる。
「あ゛ぁっ……痛いぃ、そして怖い、、」
多分慣れたら大丈夫なんだろうけど、
ピリピリとした刺激が少し怖くて、
「すぃません、、、あかんかった、、、」
お姉さんは、いえいえ、と言って
笑っていた。
いやぁしかし、
「初めての体験」が2つもできた…
何だかそれだけで、
とても有意義な時間になったように思えた。
ここもお湯が熱め。
贅肉とかにバシバシ当てながら
立ったまま入れる泡風呂も
個人的にはとてもよかった。
お風呂から上がると、さっきのお姉さんが
椅子に座って着替えていた。
先に着替え終わった私は、帰りがけに
「あの、、今日はありがとうございました。
おかげさまで、初の体験が
ふたつもできてよかったです」
と頭を下げた。
お姉さんは
「そうか。よかった。また来てなぁ」
と笑顔を返してくれた。
はぁぁ、いい湯でした。
銭湯から出ると、
羽織って来たパーカを脱いで
ちょうどいいくらいだった。
帰りはホームの湊川マクドで休憩。
いい日だったなぁ。
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